あまどさんとのリレー企画!(長男総受け)

  • 2017.03.19 Sunday
  • 21:24

まだサイトに松カテゴリができておりませぬが!(笑)

素敵な情景、心理描写で繊細な小説を書かれることでおなじみのあまどさんとリレー企画をさせて頂きましたァん!(ナヨォ)

 

リレー企画:漫画→小説→漫画のようにお互いの作品を見てその続きを描かせてもらう企画。

めっちゃ楽しかったです!時間の許す限り続けていきたいー!

今回はしいたく(漫画)→あーちゃん(小説)の順番で!ではどうぞー!

 

※今更ですが全体的に下ネタ注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうもウチの長男は貞操観念というものが低い。とチョロ松は大きくため息をつく。現にズボンを破り捨てられているにも関わらず、ケラケラと楽しそうに笑っているのだから、余計に表情が歪んだ。
  弟というモノに対して自他共に認める甘さがある長男だが、少々、いやかなり許容範囲が広すぎなのではないかとフと思う。
  以前、呑みの席でそれこそ笑い話かのようにカラ松の格好をした一松に告白をされたと溢していたが、ソレがもし本気だったとしたならば、もし、今度こそおふざけではなく、真面目に精一杯一松が告白をしたのならば、いったいこの兄はどんな反応を返すのだろうか。そんな事ばかりが脳内を駆け巡る。

「フーン、おそまーつ?そのマーメイドの様に魅惑的な姿も素敵だが、少し刺激的過ぎやしないか?」

  俺のパーフェクトファッションを貸してやる。とズボンをカラ松が手に取り、ニヒルな笑みを浮かべた。

「えー、よりにもよってソレかよぉ」

  ケラケラとおそ松が笑い、ズボンを指差す。仮にそれが至って普通のジーパンであれば何も文句はないのだが、何処で手にいれたのか、青のスパンコールに被われた代物は些細な光をも反射し、きらびやかに輝いていた。

「不満か?」
「不満っつーか、アレだわ。それお前しか似合わねーから」

  収まらない笑いを喉に押し込め、必要無いと頭を左右に振る。

「そうか……」

  小動物の様に落ち込んで見せるが、同じ顔をした成人男性が拗ねても可愛くない。とチョロ松は冷静に心の中で指摘した。

「あ、そーだ。カラ松新しいの取ってきてよ。十四松がやぶいちゃったからさ」

  最早布切れと化したズボンに目をやり、出入り口へと顎で指す。すかさず十四松の謝罪の言葉が飛ぶが、後悔はしていないとも付け加えられ、満足げに微笑んでいた。

「俺が行くのか?」
「お願い、カラチュン」

  訝しげに返すカラ松に対し、おそ松は胸の前で手を合わせる。トド松に似た口の形をとり、上目遣いもプラスされた。
  可愛い。と心の中で絶叫したのはどの弟か。それを間近で見てしまったカラ松は、赤い液体を鼻から垂らした。

「カラ松兄さんもタッティ!?」

  仲間を見付けたとでも言いたげに、十四松がカラ松へとタックルを決める。壁に頭をぶつけ、それどころではないが、然り気無く一松も参戦するのだから質が悪い。

「しん……っぶんしっ!」

  ダミ声を溢しながら、おそ松が鼻の下を擦った。何とかは風邪をひかないと言うが、アレは嘘だと言ったのは誰の言葉か。

「ちょっとー、風邪なんかひかないでよね」

  表情では呆れた様子を窺わせるが、トド松の口角が片方だけつり上がっている。まったくもう……。などと呟きながら何処から取り出したのか、水玉模様のタオルケットをおそ松の腰に巻き付けた。

「サンキュー」

  にへらとだらしない笑みを浮かべ、そのままどかりと手の形をした椅子に腰掛ける。

「おい、ズボンくらい履けよ」

  家の中とは言え、ブリーフに腰タオルとは如何なものか。誰か来たら困るだろと、眉間のしわを解しながらチョロ松が指摘する。

「えー、面倒くせぇ。取ってきてよチョロちゃーん」
「何で僕が持って来なきゃなんねーんだよ。自分で行け!」

  仁王立ちで二階へと繋がる階段を指差し、しっしと犬を追い払う様に手をふる。

「んだよ冷てぇの。……トッティー、御褒美やっから取ッティ〜!なんつって!」

  だっはっはと寒いギャグにおそ松は一人で笑っているが、ネタにされたトド松はそれどころではない。御褒美と称してチラリと捲り上げられた上着のその奥に、目を奪われているのだ。
  自称女の子を虜にするつぶらな瞳が、獲物を狙うハンターの目へと変貌している。

「トッティーもタッティー!?」

  じゃれついていた玩具から離れる犬のように、勢い良く十四松が顔を上げた。その下では当初の外傷よりも悪化しているカラ松が、長男同様ブリーフ姿で転がされている。
  南無三。心の中でそう呟き、チョロ松はそっと現実逃避のため瞼を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

自称常識人のチョロ松までもが突飛な発言を繰り出し、居間がカオスと化していく。相も変わらず十四松は増えていく仲間にお祭り騒ぎをし、カラ松はいつの間にか上着も消え、長男よりも寒い格好を強いられている。トド松に関してはチョロ松の暴走により多少は正気に戻っているが、御褒美という言葉が脳内から離れずにいた。
  ぶるり、と寒気がおそ松の中を駆け巡る。夏でもないのに、長時間このままの姿ではさすがに体調も崩すかと思い始めた頃、誰かが欠けている事に漸く気が付いた。
  広くもない居間を見渡し、一人ずつ数えていく。
 
「いち、にぃ、さん、し……あれ?」

  指差し確認をしていくが、自身を除き五人目の姿が見えないでいた。定位置に座り込んでいるわけでもなく、また祭りに興じて十四松のノリに乗っているわけでもない。早々に飽きてしまったのだろうか。珍しく構ってくれる弟達とふざけていたが、一人でも欠けてしまった事におそ松は不満げに眉尻を下げた。

「っ……うぇっくしょい!」

  舞い上がる埃に鼻を擽られ、二度目のくしゃみが飛び出す。

「はい、ズボンとティッシュ」
「あー、悪い悪い。あんがとね」

  鼻を啜りながら、横から伸びたティッシュに手をのばす。

「……え?」

  居間に居る弟達の声よりも、ワントーン落ち着いた声音におそ松の手が止まった。顔を向けると、先程まで居なかったはずの五人目こと一松が普段と変わらない表情でじっと立っていた。手には言葉通り、ティッシュペーパーとズボンが持たれている。
  パチリパチリと瞬きを繰り返し、顔と手元を交互に見やると、気を取り戻すべく、おそ松はだらしなく頬を緩ませた。
  浮いたままの腕を再度のばすが、しかしそれは空振りに終わる。疑問符が生まれ、顔を上げるとそこには薄ら笑いを浮かべた一松が両手をおそ松の手の届かぬよう上に上げていた。

「おい」
「……ご褒美、くれるんでしょ?」

  トド松をからかう際に用いた言葉が甦る。

「え?……え、一松さん……?」

  勿論、そんな物など準備していないおそ松は瞳をさ迷わせ、一松の出方をうかがう。

「ご褒美」

  口を開け、再度ゆっくりと催促をされた。

「えーっと……あー……お兄ちゃんなんも持ってないからなー」

  はははと乾いた笑い声を出し、頭の後ろを掻く。上目に苦笑いを向けると、据えた視線と絡んだ。

「大丈夫大丈夫、物じゃないから」
「……へ?」

  おそ松の腕を掴み、立ち上がらせる。

「あぁ、でも無くすものは多いかも」
「え?」
「まぁその分得るものも多いだろうから、きっと大丈夫だよ。多分。恐らく」

  何が何だか分からぬまま、ぶつぶつと呟きながら歩き始める弟におそ松は連行されて行く。
 
「おいちょっと待てゴラァ!!」

  階段の中腹に差し掛かる頃、今後の展開を漸く察したチョロ松達は押し合いながら次々と居間を飛び出した。

END

 

 

 

 

 

 

 

以上ですー!小説と漫画のリレーって初めてだったけどものすごく楽しかったー!

感想めっちゃ語りたいけど小説の内容のネタバレになるので割愛。読んでわいがどこに萌えて悶えたのか察して!感じて!(笑)

あーちゃん本当にありがとうございましたー!(*´∀`*)

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